丹波篠山の農村にある古民家「集落丸山」。
日本の原風景の中で、村の方々がおもてなしをしてくれて、極上の古民家体験を味わうことができます。
このブログでは、子連れ家族による集落丸山の古民家体験をご紹介します。
この記事の目次
1.集落丸山ってどんなところ?
1)集落丸山ってどんなところ?
集落丸山は、最近人気の古民家をリノベーションした一棟貸しの宿泊施設。
集落丸山がある地域は、もともと丸山集落と呼ばれる農村で、人が減り限界集落となっていました。
地域の活性化をするための施策として始まったのが、古民家を活用した観光客の集客。
そして、空き家になっていた古民家をリノベーションして、2009年10月に集落丸山がオープンしました。
集落丸山の特徴は、単に古民家に宿泊できるだけではなく、集落に住む方々が皆さんでおもてなしをしてくれる。
村の方々が、本格的なピザ窯でのピザ作りなどを教えてくれますし、朝食も作ってくれます!
もちろん、周囲は自然あふれる地域なので、季節によってはホタルを見ることができたり、川遊びもできるので、子供達には最高の遊び場。
親世代にとっても、小さいころに見たとなりのトトロの世界を体験できるのでとても新鮮。
自然あふれるロケーションで村の方々と触れ合いながら過ごすことができる本当に素晴らしい施設。
そのため、宿泊予約サイトの一休.comでの口コミはほとんどの利用者が満点をつけています。
2022年11月時点では、宿泊棟は「明かり」と「ほの穂」の2棟。
「明かり」には薪ストーブ、「ほの穂」には五右衛門風呂が設置されていて、それぞれ特徴がありますが、建物内はそこまで大きな違いはありません。
今回は五右衛門風呂のある「ほの穂」に宿泊しましたので、「ほの穂」について詳しくご紹介します。
集落丸山とほの穂については以下の動画もチェックしてみて下さい↓↓↓
2)集落丸山へのアクセス
集落丸山があるのは、兵庫県の丹波篠山市。
丹波篠山は大阪や京都から車で1~2時間程度で行けるのでアクセス良好。
集落丸山は、丹波篠山市の中心地からは10分程度。
森に囲まれた田園風景が広がっていて、まさに日本の原風景。
公共交通機関も無いので、アクセスは車のみ。
駐車場は施設前に3台程度、離れた場所に複数台とめられるスペースがあるので、複数台で行っても駐車スペースは問題ありません。
集落丸山の魅力のひとつは、このような日本の原風景を味わえる地域にも関わらず、大阪や京都などからも非常にアクセスがいいことです。
2.集落丸山の「ほの穂」施設紹介
ここからは集落丸山の施設について詳しく解説していきます。
1)集落丸山の古民家「ほの穂」
丹波篠山市街地から田舎道をどんどん進むと、こんな看板が見えてきます。
上の写真の左手奥に駐車スペース。
写真右手を上がっていくと受付があるので、そちらにチェックイン手続きに行きます。
受付棟もいい感じの味わいがあり、とってもいい雰囲気。
受付棟でチェックインするのかと思いましたが、施設の説明もあるので、実際のチェックイン手続きは宿泊棟でしました。
今回宿泊した「ほの穂」の外観はこちら。
築150年の古民家なので、かなり年季が入っています。
チェックイン時には、ホテルや旅館のようにウェルカムスイーツとしてお菓子を頂きました。
このお菓子も村の方が手作りされたとのことで、メチャクチャ美味しかった!!!
美味しいお茶も村の方にいれて頂きながらチェックインして、さっそくほっこり。
ほの穂は以下の様な造りになっていてかなり広々。
外観は年季がはいっていましたが、 中はかなりきれいにリノベーションされています。
古民家の雰囲気は残しつつも、居間のソファーやアイランドキッチンはとてもオシャレ。
居間には床暖房も入っていてかなり現代的。
寝室は全部で3つですが、和室に布団を敷くこともできます。
今回はお友達家族と宿泊したので(大人4名・子供4名)、大人たちはベッド、子供たちは和室に布団を敷いて寝ました。
お風呂は、普通のお風呂と五右衛門風呂の2つがあります。
ほの穂のウリはなんといってもこの五右衛門風呂なので、是非体験してみて下さい。
ただ、入り心地がよかったのはやっぱり普通のお風呂でした(笑)
普通のお風呂も檜の香りが漂っていて、とてもよかったです。
トイレも、ウォシュレットタイプの綺麗なトイレが2つあるので、大人数で行っても安心。
洗面所は小ぶりなのでちょっとけんかになるかも(笑)
キッチンには、アイランドキッチン以外にかまどがあり、まさかこのかまどを使ってご飯を炊けるのかと思いきや、さすがにこれは現在使用していないようでした。
外観からは想像できないほど、きれいにリノベーションされているけど、古民家の雰囲気も残っているので、大満足の古民家ステイ。
すばらしい!
2)アメニティ
集落丸山のアメニティはこちら。
アメニティは基本的なものは揃っています。
ただ、無料で宿泊できる未就学児の歯ブラシセットはもらえないので注意してください。
作務衣は置いていますが、季節によってはかなりの寒さなので季節に合わせたパジャマを持っていくことをオススメします(子供用の作務衣はありません)。
それ以外の設備としては以下のような感じ。
携帯の電波はかなり悪いので、Wi-Fiは助かりましたが、少し建物を出るとほとんどつながりませんでした(auはつながるようです)。
テレビは置いていませんでしたが、それ以外に楽しいことがいっぱいなので、まったく問題なし。
調理器具については次章の食事で詳しく解説します。
3.集落丸山の食事
1)集落丸山の夕食
集落丸山では夕食のサービスはないので、自炊するか外食するかの2択。
外食する場合、集落丸山の隣にフレンチの「ひわの蔵」、集落丸山から少し入ったところに蕎麦屋の「ろあん松田」があるので、この二つのレストランを利用する方が多いようです。
どちらも人気店で、特にろあん松田はミシュラン1つ星を獲得したこともある名店。
ただ、どちらも結構いいお値段するので、今回は自炊をしました。
自炊する場合の食料の持ち込みはもちろんOK。
調理器具もかなり充実しているので、調理するには全く困りません。
この日はママたちに料理してもらい、みんなですき焼き。
丹波篠山はイノシシ肉も有名なので、市内にはしし肉専門店もあります。
今回我が家は利用しませんでしたが、興味がある方は牡丹鍋をしてみるのもありだと思います。
2)最高の朝食
集落丸山は朝食付きのプランのみなので、必ず朝食はついてきます。
この朝食が最高。
なんと、村の方が朝食を作りに来てくれるという奇跡のおもてなし。
いわゆる昔ながらの日本の朝食を、地元の食材を使って作ってくれます。
料理の様子を見ていてもほっこり。
出来上がりはこちら。
実の母親にも作ってもらっことがないくらいのお袋のあじ感満載の朝食。
もちろん味はメチャクチャおいしい!
1つ1つの料理をちゃんと作ってくれているし、食材も新鮮でおいしい。
今まで泊まってきたどんな高級ホテルの朝食よりも美味しかったです。
4.集落丸山のアクティビティ
1)ピザ窯での本格ピザ作り
1番オススメのアクティビティはピザ窯を使った本格ピザ作り。
ほの穂の隣に小さな小屋があり、その小屋にはピザ窯があります。
この窯を使って本格的にピザを作る体験。
子供たちが大興奮なのはもちろん、大人もなかなか体験できないのでかなりオススメ。
進め方は2通りあって、生地から体験するパターンと生地はできた状態で具材のトッピングと焼き工程だけを体験するパターン。
もちろん生地から作ったほうが本格的にピザ作りが体験できるので、生地から作るパターンで申込。
実際、生地から作ると発酵する時間(1時間以上)も必要になり、かなり時間がかかるため、サクッと体験したい方は生地はできた状態で作ることをオススメします。
生地を作ってからかなり時間待たないといけなかったので、子供たちからブーブー言われて一苦労しました。
まず、宿泊棟のキッチンで生地作り。
これも地元の方が教えに来てくれます。
生地が出来上がったら1時間ほど発酵。
ピザ窯がある小屋に移って、今度は生地を伸ばして具材のトッピング。
トッピングまで出来たら最後は仕上げの窯焼き。
焼き上げは数分でできてしまいます。
こちらが出来上がり。
見た目は結構ぐちゃぐちゃですが、味はとても美味しいです。
子供たちが作ったから美味しいというわけではなく、普通に美味しくて大満足!
料金は、基本料金として2,000円に1人前1,000円。
今回、夕食はすき焼きを食べる予定だったので、2人前のみお願いして合計4,000円。
でも、窯の火加減調整やピザの下準備など、かなり手間暇をかけて用意してくれたので、正直この値段は安いと思います。
2人前でしたが、小さい目のピザを5枚くらい焼くことができたので、子供4人とも1枚ずつピザ作りを体験できました。
本当に楽しい体験でした!
2)五右衛門風呂を焚く
ほの穂には五右衛門風呂があるので、五右衛門風呂に入るのがほの穂の醍醐味。
そしてこの五右衛門風呂を焚くのが、1つのアクティビティ。
薪割り体験もできるようですが、ピザ作りで結構時間を使ったので、薪割りはスキップ。
火をつけてから火力を上げる作業を体験。
昔ながらの竹の棒を使って空気を入れて火を強くします。
火を強くしていくと煙突からこんな感じで煙がモクモク。
本当にトトロの時代にタイムスリップしたような雰囲気。
こんな感じで五右衛門風呂を焚き上げて、子供たちは五右衛門風呂を初体験。
とても貴重な体験ができて子供たちも大興奮でした!
3)野菜やくだものの収穫
季節によっては野菜や果物の収穫が体験できます。
集落丸山がある丹波篠山は黒豆で有名。
10月頃であれば黒豆の枝豆収穫ができます。
また4月~5月にかけてはたけのこ掘りもできるので、取れるものは違いますが、いろいろな味覚狩りが楽しめます。
我が家が宿泊した11月は敷地内の柿を採らせていただきました。
4)村を散策
村は自然に囲まれた静かな村。
村の散策もとてもいいアクティビティです。
田舎ののどかな風景を見ながらの散歩はまさに癒し。
近くには川もあり、小魚がいっぱい泳いでいるので、夏場であれば川遊びもできます。
また集落丸山から歩いて3分くらいに村の方が飼っていると思われるヤギの小屋があり、エサやりもできます。
レンタサイクル(無料)もあるので、もう少し広く散策したければ、自転車で村をまわるのもいいかもしれません。
5)昔懐かしのおもちゃやゲーム
集落丸山には子供も大人も遊べるように昔ながらのおもちゃやゲームをおいてくれています。
テレビが無いので、こういった懐かしいゲームでみんなで楽しく過ごしてほしいという思いもあるのではないかと思います。
子供達には目新しい遊びなので、興味津々で遊んでいました。
5.集落丸山 予約・料金
集落丸山の予約は一休.comとYahooトラベルで予約できます。
一休.comでの予約はこちらから>>> Yahooトラベルでの予約はこちらから>>>今回、我が家はいつも利用している一休.comを利用しましたが、割引率は2023年1月現在Yahooトラベルのほうがいいです。
割引率は時期によって変わる可能性があるので、両サイトを比較して予約されることをオススメします。
実際にかかった料金はこちら。
今回の宿泊は2家族8名(2名は未就学児)。
全国旅行支援があったので、1家族2万円ちょっと。
旅行支援がなかったとしても、これだけの内容で77,010円であればリーズナブル。
また、土日と平日で料金の差がないので、ハイシーズンを狙っていくのもいいと思います。
6.周辺のグルメスポット
丹波篠山と言えば、黒豆。
黒豆と言えば、黒豆パン。
黒豆パンと言えば、小西のパン。
丹波篠山で最も有名な黒豆パンと言えば、小西のパンの黒豆パンです。
あまりの人気で、日によってはお昼ごろに売り切れてしまうこともあるとか。
集落丸山からは約10分程度で、丹波篠山市内にあります。
朝一番で行きましたが、すでにかなり売れていたようです。
百貨店でも売られているくらい有名なパンですが、是非本場で出来立てを食べてみて下さい。
7.集落丸山の口コミまとめ
それでは最後に集落丸山の口コミをまとめます。
関西の中心地からは1~2時間で行けてアクセスも便利。
素敵な古民家ステイも体験出来て、地元も方との触れ合いも楽しめます。
とにかく地元の方の暖かさが素晴らしい!
手間暇かけておもてなしをしてくれる素晴らしい施設です。
超オススメです。
是非一度宿泊してみて下さい!
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