京都の東山にある高級外資系ホテル「パークハイアット京都」。
ミシュラン京都で5つ星を獲得した超一流ホテルです。
外資系ホテルの中でも一番おいしい朝食やお部屋「ガーデンビュー」、バスハウスなど、このブログでは子連れ家族の宿泊体験をもとにパークハイアット京都を徹底解説。
これからパークハイアット京都での宿泊を検討している方の参考になれば嬉しいです。
この記事の目次
1.パークハイアット京都について
1)パークハイアット京都について
パークハイアット京都は2019年10月に開業。
パークハイアットブランドは東京に続き2つ目。
その後、北海道のニセコにも3つ目が開業しており、現在国内では3つのパークハイアットがあります。
ハイアットブランドはいくつかありますが、パークハイアットはハイアットの最上級ブランド。
ハイアットのブランドランクは以下の通り。
そして、2021年ミシュラン京都では、5つ星に選ばれた4つのホテルの1つ。
残念ながらホテル予約サイト「一休.com」では5つ星ホテルの中でも最も評価が低いホテル。
特に開業当初は低評価の口コミが多く、あまり宿泊する気にならずスルーしていました。
ただ、最近口コミが改善し、評価も上がってきています。
我が家も期待以上によかったので、大満足でした。
開業から2年経ち、そろそろ機は熟していますよ。
2)アクセス
パークハイアット京都は、京都の観光のど真ん中である東山にあります。
清水寺や八坂神社、高台寺など、人気の観光スポットが徒歩圏内で、アクセス抜群。
ホテル周辺も観光客が結構歩いています。
最寄駅の祇園四条駅からは徒歩15分かかるので結構不便。
京都駅からはタクシーで15分程度なので、電車の場合は京都駅かもしくは祇園四条駅からタクシーで行くのが無難。
車の場合は、バレーサービスがあるので、駐車は問題ありませんが、1泊辺り4,000円とお高め。
ただ、周辺のコインパーキングを見ると、最大料金が無い観光地料金になっているので、あきらめてバレーサービスを利用したほうがベター。
ちなみにホテルから10分くらいの場所にある以下の駐車場は24時間料金が土日祝日が2,400円(平日1,200円)なので、コインパーキングを利用する場合はこの辺りがいいと思います。
ちなみに、一休のダイヤモンド会員だと、会員特典で駐車料金無料になります。
2.施設紹介
ここからはパークハイアット京都の施設をご紹介していきます。
他の5つ星外資系ホテルと比べるとプールもなく、施設の充実感では見劣りします。
ただ、施設の1つ1つのクォリティはとても高く素晴らしかったです。
1)エントランス~ラウンジ
エントランスは和風モダンな感じ。
入口を入ると斬新系な植物がお出迎え。
受付はモダンスタイル。
そして迎えてくれるのはラウンジ。
ラウンジにつくとまずチェックイン。
チェックインはラウンジでもお部屋でもOK。
この日はクリスマスが近いこともあり、大きなツリーがあったので、それを眺めながらラウンジでチェックイン手続き。
チェックインできる15時はアフタヌーンティーの時間帯なので、ラウンジにはアフタヌーンティーを利用しているお客さんもいました。
チェックインを済ませるとウェルカムドリンクのサービス。
こちらのメニューから1人一杯無料でもらえます。
無料ですが、どれもいいものが用意されています。
2)フィットネス
フィットネスは3階にあります。
利用するには事前予約が必要。
1か所に十分なスペースが確保できなかったのか、斬新なレイアウトにしたかったのか、通路の脇にトレーニングマシーンが並べられています。
通路を通る人がいると丸見えなので、フィットネス利用者はちょっと恥ずかしい。
フィットネスやバスハウスの利用者だけしか通らないので、人通りが激しい訳ではないですが、それでもこのフィットネスはちょっと抵抗感があります。
3)バスハウス
バスハウスは他のお客さんと共同で使うお風呂。
フィットネスの奥にあります。
雰囲気はとてもいいです。
バスハウスも予約が必要。
公式HPには詳しく書いていないですが、バスハウスのルールはこちら。
- 利用するには事前予約が必要
- 営業時間は午前6時から午後9時30分
- 利用は1枠90分(90分の後には30分の清掃が入る)
- 1枠あたり3名が上限
予約は宿泊日よりも前にすることもできます。
今回我が家は朝6時から7時30分までの枠を利用。
他のお客さんは利用しておらず、我が家の貸し切りだったのでみっちり写真撮影できました。
小さめのお風呂と水風呂、サウナがあるだけで、とてもシンプル。
正直90分も使わないので、30分くらいで早々に撤収しました。
バスハウス内の様子は以下の動画も参考にしてみて下さい。
3.ガーデンビュー
今回、パークハイアット京都には我が家と両親の2家族で宿泊。
我が家がガーデンビューツイン、両親がガーデンビューキング。
基本的にベッドが1つか2つかの違いしかないので、ガーデンビューキングの部屋を中心にご紹介します。
隣同士の部屋だったので、部屋同士を繋げてくれるというサプライズもありました。
詳しく解説していきます。
1)ガーデンビュー
部屋の大きさは45平米とパークハイアットのスタンダードなサイズ。
子連れ家族4人でも十分な広さです。
お部屋の雰囲気はこちら。
ちなみに添い寝の場合、ベッド1つにつき添い寝は1名までなので、子供が2人いる場合、必然的にツインの部屋になります。
ツインでもベッドを繋げることができたので、広く使うこともできました。
ガーデンビューなので、そのビューが気になる方もいるかと思いますが、なんと部屋からの写真を撮り忘れるという失態!
でも、正直ビューはかなりガッカリ感がありました。
見えたのは、京大和というホテル敷地内にある料亭の建物のみ。
部屋からの写真ではないですが、下の写真はガーデンを横からとったもの。
右手の建物に我が家の宿泊した部屋があり、その前にはドーンと料亭の建物。
それ以外には何も見えないので、ガーデンビューというにはほど遠いものでした。
ガッカリ。
良かった点は、子連れのお客さん向けのサービス。
ウェルカムお菓子をこんな感じで可愛く用意してくれていました。
見た目が可愛かったので6歳の娘は大はしゃぎ。
きれいにお皿に並べて食べていました。
一休のダイヤモンド会員は特典でシャンパンも用意してもらえます。
そして今回最大のサプライズは2部屋の連結。
隣通しの部屋が室内の扉でつながっています。
通常この扉は閉じられているので行き来できませんが、今回家族同士ということで、扉を開けて連結してもらいました。
部屋が広くなり、子供たちは大興奮。
2部屋を使って、ちょっとしたかくれんぼもできます。
2部屋予約される際にはホテルに相談してみるといいと思います。
我が家はよく2家族で宿泊することがありますが、部屋を繋げることができたのはパークハイアット京都が初めて。
それとよかったのがおしゃれなミニバー。
水やコーヒーは無料、お酒やスナック類は有料。
水は酒蔵が作っているらしく、なんとなく上品な味でした。
洗面所も広々していて、洗面台も2台。
お風呂も深めの高級感がありよかったです。
お部屋の雰囲気は以下の動画も参考にしてみてください。
2)アメニティ
続いてアメニティもご紹介していきます。
アメニティはざっとこんな感じ。
歯ブラシや髭剃りを使うとアメニティのクオリティが分かりますが、パークハイアット京都ではとてもいいものが用意されていました。
ドライヤーは奥さんのお気に入りダイソン。
子供たちのアメニティはこちら。
バスローブやスリッパも子供サイズのものを用意してくれていました。
サイズ感もぴったりでとてもかわいかったですよ。
4.パークハイアット京都の朝食
パークハイアット京都でとてもよかったのが朝食。
高級外資系ホテルの朝食は、高い割にガッカリすることもあるのですが、パークハイアット京都の朝食は素晴らしかったです。
子供たちの朝食代をうかせる方法もあるので、是非ともチェックしてみて下さい。
1)朝食メニュー
朝食会場はホテル内のレストラン「KYOTO BISTRO」。
パークハイアット京都では、宿泊客以外も朝食が利用できます。
2種類のコースがあり、和朝食(7,150円)と洋朝食(5,500円)。
和朝食は数量限定のため、事前に予約が必要。
今回、我が家は洋朝食にしましたが、和朝食も美味しいと評判。
和洋食への変更をお願いしても売り切れてしまうこともあるようなので、和朝食にする場合は早めの予約がオススメ。
朝食付きで宿泊予約しても、和朝食にする場合は差額が取られるので注意してください(和朝食付きの予約であれば追加料金は不要)。
洋朝食のメニューはこちら。
前菜としてジュースやサラダ、パンなどを選びつつ、なんとメインは好きなだけ注文OK。
普通メインは1つですが、何個も注文できるのがミソ。
大人がメインをいくつか頼んで、子供たちにもシェアするのはOK。
これで子供達の朝食料金がうきました。
ラッキー!
ちなみにメインの1品あたりの料金はこちら。
まあまあ高いのでとても助かります。
未就学児は朝食料金をかけずに済ますことができます。
2)朝食の料理
それでは料理もご紹介していきます。
前菜はこんな感じ。
ジュースはベジタブルジュースがおすすめ。
ヨーグルトとミューズリーでは、ミューズリーが美味しかったです。
サーモンも生ハムはどちらも甲乙つけがたいくらい、どちらも美味しい。
パンは好きなだけ食べれるし、美味しいですが、食べすぎるとメインが入らなくなるので調整しましょう。
メインは2家族で一通り全部注文しました。
ざっとこんな感じ。
メインは量の調整もしてくれるので、少し食べたい場合でも問題ありません。
どれもとても美味しかったです!
洋朝食ですが、鶏がゆやフライドヌードル(焼きそばのような感じ)もあるので、いろんな味が楽しめるのもGood。
おなか一杯、大満足の朝食でした。
今回の宿泊では夕食もKYOTO BISTROを利用しました。
KYOTO BISTROでの夕食の詳細は以下のブログ記事を参考にしてみてください。
5.キッズアクティビティ「折紙教室」
今回参加した無料アクティビティ「折紙教室」はとてもよかったので詳しくご紹介します。
京都のホテルはアクティビティが充実しているホテルが多いですが、パークハイアット京都はほとんどが外部のアクティビティ。
ホテルが実施するアクティビティではないので、料金はかなり高いです。
そんな中で唯一無料でできるアクティビティがこの折紙教室。
子供や折紙文化のない外国人向けに用意されたアクティビティで、基本的に土日祝日のみ開催。
公式HPには、キッズアクティビティと記載されているだけで、詳しい内容は書いていませんが、事前に予約しておいたほうがいいと思います。
あまり浸透していないアクティビティなので、折紙教室に参加したのは我が家のみ。
正直、小さい子供向けの簡単な折紙教室かとおもいきや、結構本格的な折紙を教えてくれます。
大人でも結構難しいので、子供達にはかなりレベルが高いと思います。
大人も子供も夢中になって折紙を作る機会がないので、とてもいい経験になりました。
約1時間、折紙教えてくれたホテルスタッフの方もとても優しく丁寧に教えてくれて、すごく楽しい時間を過ごせました!
6.ホスピタリティ
オープン当初の口コミでもっとも評価が低かったのがサービス面。
ホスピタリティに関する辛口コメントが多くありました。
他のホテルに比べるとどうしてもハードが充実していないので、サービス面は確りしていないとお客さんが不満に思うのはうなずけます。
個人的にはとてもサービスはよかったと思います。
こちらからの質問に対する受け答えなど、他の5つ星ホテルに比べても全く遜色ありません。
今回特にアクティビティの際に対応頂いたホテルのスタッフの方と1時間くらい一緒に過ごしましたが、その際の対応も素晴らしかったです。
また、2部屋を連結するような提案もしてくれたりしたので、ホスピタリティは大満足です。
7.予約・料金
今回の予約はいつも愛用の一休.com。
今回の宿泊料は以下の通りです。
宿泊2か月前に予約しておきましたが、通常料金の約30%offの料金で宿泊できました。
パークハイアット京都はあまり値下げしないので、2~3割引きになっているとお得。
さらに、ホテルクレジット15,000円分が付いたので、KYOTO BISTROで夕食も食べることができました。
じゃらんや楽天トラベルでは予約できないので、予約する場合は一休.comがオススメ。
一休.comでの予約はこちらから>>>Booking.comでも予約はできますが、料金が一休のほうが断然安いので、パークハイアット京都に関しては一休.com一択です。
8.まとめ
最後によかった点と悪かった点をまとめておきます。
正直、あまり期待していなかったホテルですが、期待以上によかったです。
朝食は京都の外資系ホテルの中では一番。
設備の充実ぶりは若干見劣りしますが、施設のクォリティはとても高いです。
2部屋を連結するという新しいサービスもあり大満足でした。
興味があれば1度宿泊してみてはいかがでしょうか?
コメント