広島県にある高級リゾートホテル「ベラビスタ スパ＆マリーナ尾道」。
ミシュランでは広島県のホテルで最も高い評価を獲得し、中国地方でもNo1との呼び声も高いホテル。
このブログでは子連れ家族の「ベラビスタ尾道」宿泊記をご紹介します。
これからベラビスタ尾道の宿泊を考えている方の参考になれば嬉しいです。
この記事の目次
１．ベラビスタ スパ＆マリーナ 尾道の紹介
１）ベラビスタ スパ＆マリーナ 尾道について
ベラビスタ尾道はもともと常石造船という造船会社の迎賓館として1973年に作られた施設。
瀬戸内海を望む高台に建てられていて、ホテルからは常石造船の工場が見えます。
1973年に建てられた建物なので、建物自体は古いですが、2007年に大規模リニューアルを実施。
その後も客室・ロビーなどのリニューアルがされているので施設はとてもきれいです。
建物はかなり大きい印象ですが、客室数は45室とそれほど多くはありません。
2018年ミシュランガイド広島特別版では、広島県のホテル（除く旅館）で最高評価「4レッドパビリオン（4つ星＋ ★★★★）」を獲得。
一休.comでは、中国地方の人気ランキング１位（2021年12月現在）。
評価が高いホテルであり、何より予約サイトでも公式HPでもホテルからの眺望がすばらしい。
「Bella Vista」はイタリア語で美しい眺望という意味。
個人的には、ここ数年で最も泊まりたかったホテルの１つです。
２）アクセス
ベラビスタ尾道の場所は、広島県尾道市街からはかなり外れたエリアにあります。
新幹線の止まるJR福山駅からは車で約40分、JR尾道駅からも同じくらいかかります。
電車でのアクセスは不便なので、車で来る人が多いと思います。
車でのアクセスの場合は、福山西ICから約25分。
ICからホテルまでは2通りのルートがありますが、オススメは迂回ルート。
最短ルートの場合、途中の道が狭すぎてかなり怖い。
我が家は何も知らず最短ルートで行ってしまった結果、とても苦労しました。
ホテルの駐車場はとても広いので、何台で行っても大丈夫です。
２．施設紹介
とにかくよかったベラビスタ尾道の各施設をご紹介していきます。
エントランスからデッキまではこちらの動画も参考にしてみてください。
１）エントランス
エントランスは至ってシンプル。
エントランスを入ると受付がありますが、受付の向かいにあるソファーでチェックイン手続き。
ソファーから見えるちょっとした庭もきれいでよかったです。
受付の隣にはショップもあり、ホテルアメニティ等が売られています。
ショップの向かいには「guntu」という船の模型がディスプレイされていますが、これはベラビスタ尾道と同じグループのクルーズ船。
いつか宿泊してみたいですね。
２）ラウンジ
エントランスを抜けるとラウンジがあります。
いろいろなタイプのソファーや椅子、テーブルがありとてもオシャレ。
ラウンジの向かいには「ザ・ダーク」というバーがあり、朝にはコーヒーが並びます。
宿泊者は無料で飲むことができます。
朝はラウンジでコーヒーを飲みながらゆっくり過ごすのが最高！
３）デッキ
ラウンジを抜けるとすぐにデッキがあります。
このデッキがホテル最大のウリであり、ベラビスタ＝美しい眺望を拝める場所。
瀬戸内海を望むオーシャンビューはまさに絶景！
デッキ中央にある水盤は海につながっているような感じ。
夕暮れの景色もまた素晴らしい。
また、デッキにもラウンジのような空間があり、絶景を眺めながらお酒などを楽しむこともできます。
宿泊したのが11月下旬のため、少し寒い季節でしたが、夜になると火もおこしてくれるので、暖を取ることもできます。
宿泊した日は天気にも恵まれて、絶景を満喫できました！
４）スパ
名前の通りスパもかなりクォリティが高い。
スパにはエステやマッサージもありますが、もちろん有料。
お風呂、ラウンジ（湯上り処）、ジムが無料で利用できる施設です。
お風呂が利用できるのは6：00～24：00。
大浴場・露天風呂と岩盤浴があります。
特によかったのが露天風呂。
露天風呂からも瀬戸内海のオーシャンビューが見え、絶景を見ながらゆっくり露天風呂を楽しめます。
お風呂にはタオル類はすべて揃っているので、手ぶらでOK。
脱衣所から岩盤浴へも行けます。
岩盤浴はそれほど大きくないですが、いっぱいになることもなくゆったり利用できました。
そして、お風呂の後には湯上り処に行きましょう。
湯上り後のクールダウンのためのドリンクに加えて、なんとタマゴアイスを無料で食べることができます。
また発泡酒もあるので、湯上りのお酒も堪能できます。
椅子に座りながらゆっくりアイスやドリンクを楽しみました。
湯上り後の充実したサービスも大満足！
５）マリーナ
マリーナはホテルから眼下に見ることができます。
ホテルの立つ高台から降りるとすぐの場所にあります。
クルージングをしながらランチを楽しむサービスもあり、このマリーナからクルーザーに乗るそうです。
大人1人33,000円という目玉が飛び出る料金。
もちろん利用していませんが、マリーナに来てみるとクルージングをしてみたい気持ちになるくらい気持ちがよかったです。
３．コンフォートラグジュアリーツイン
今回宿泊したのは一番スタンダードな部屋「コンフォートラグジュアリーツイン」。
ここからはコンフォートラグジュアリーツインについてご紹介していきます。
部屋の様子はこちらの動画も参考にしてみてください。
１）コンフォートラグジュアリーツイン
部屋の大きさは50平米。
テーブルなどが置いていないので広く感じます。
ベッドはシモンズ社製のいいベッドです。
ベッドの上には子供が喜ぶ熊のお人形。
部屋内の設備は至ってシンプル。
水やコーヒーは無料、お酒やスナック類は有料。
全室、窓からオーシャンビューを見ることができます。
トイレと洗面所は一体型。
ドライヤーに加えて、ヘアアイロンも置いているのにはびっくりしました。
今まで宿泊した施設では、ヘアアイロンまで置いてあったのは初めて。
お風呂は洗面所の横、スケルトンになっています。
スパがとてもよかったので利用していないですが、広々していていいお風呂。
２）アメニティ
続いてアメニティもご紹介していきます。
アメニティはざっとこんな感じ。
シャンプーやスキンケア系のアメニティは受付近くのショップで数千円で売られている代物。
必要なものはすべて揃っているのでいろいろ持って行かなくて大丈夫。
子供用のアメニティは可愛い袋にいれて用意してくれています。
スリッパ・歯ブラシ・スポンジの3点セット。
スパでは魚のスポンジを気に入って使っていました。
デニム生地の館内着は大人用・子供用ともに動きやかったです。
子供たちも気に入ってくれました。
室内用のスリッパは肌触りがすべすべで、履き心地もよかったです。
雪駄も足が痛くならず、ホテル内の散策時に使わせてもらいました。
１つ１つのアメニティの質が高く、いいものを使わせてもらった感じです。
４．レストラン「エレテギア」の夕朝食
今回、夕朝食ともにホテル内のレストラン「エレテギア」で頂きました。
このホテルに宿泊したかった理由の１つが、この「エレテギア」。
写真を見ただけで素晴らしい雰囲気であることが分かります。
実際に利用してみて大満足！
エレテギアの様子はこちらの動画も参考にしてみてください。
１）エレテギアの夕食
エレテギアのこの日の夕食メニューはこちら。
こちらが食事の一例。
良い食材を丁寧に調理していてどの料理もすごく美味しかったです！
ただ、ボリュームが多く最後のデザートがおなかに入り切りませんでした。
もう少しボリュームを考えてもらえるとよかったと思います。
大人の食事は子供向けではないので、子供メニューを１つくらい頼むのがおすすめ。
２）エレテギアの朝食
朝食はビュッフェスタイル。
ビュッフェもあるけど、追加でグリル料理も作ってもらうこともできます。
それとは別に卵料理も出てきます。
ビュッフェにたどり着く前におなか一杯になってしまいます（笑）
でもどの料理もおいしかったです。
子供料理はフレンチトーストを用意してくました。
フレンチトーストもとても美味しかったです。
エレテギアでの夕朝食とマリーナにあるカフェレストラン「SOFU Pasta＆Cafe」の詳細は以下の記事も参考にしてみて下さい。
５．アクティビティ
ホテルではいくつかアクティビティを用意してくれています。
今回の旅行で体験してきた無料でできるアクティビティについてご紹介します。
１）ヨガ
ヨガ体験は土日祝日の朝のみ開催しています。
事前予約が必要なので体験したい方は、電話で予約してみてください。
体験できる時間は以下の通り。
- 7：30～
- 8：30～
- 9：30～
1レッスン4名の少人数制です（9：30～のみ2名）。
体験場所は、天候や季節によって、デッキか室内のラウンジで実施します。
我が家が体験したのが、11月末のすでに寒い季節だったので室内のラウンジで体験。
子供連れでもとってもウェルカム。
朝食後に体験したのですが、食後の状況に合わせた比較的優しめの動きにしてくれました。
４歳の息子はお気に入りのスパイダーマンの服に変身してヨガ初体験。
家族のいい思い出になりました。
ヨガの予約時に、ヨガができる服を持ってきたほうがいいと言われたのでわざわざ持っていきましたが、デニム生地の館内着での体験もOKです。
２）天体望遠鏡
天体望遠鏡での天体観測は、レストラン「エレテギア」前のプール横のテラスで体験できます。
天候次第ではあるものの、基本的には毎日夜20：00～22：00。
特に予約などは不要。
こういった機会でもない限り星空を眺めたりしないので、とてもいい体験です。
この日は本当に天気がよかったので、満天の星空を眺めることができました。
子供たちにとってもいい経験になります。
ちょっと寒いですが、この季節にはホテルの方がホットレモネードを用意してくれています。
寒いところで飲むホットレモネードが美味しくて感動。
こういった細かい気遣いが本当に素晴らしいなぁと思います。
６．ホスピタリティ
ホスピタリティは素晴らしかったです！
特別何かしてもらっているわけではないですが、１つ１つのサービスにお客さんへの気遣いが感じられました。
また迎賓館時代からの長い歴史と経験があるため、スタッフの方々の平均レベルが非常に高い。
何か質問したり、お願いした時にすぐに返事や対応をしてくれました。
外観は一流でも、中身がまだ追いついていないホテルは数多くありますが、ベラビスタ尾道ではスタッフの方1人１人が質の高いホスピタリティで対応してくれました。
まさに、その評価に値するホテルだなぁというのが個人的な感想です。
７．予約・料金
１）予約
今回の予約はいつも愛用の一休.com。
他の予約サイトでも予約可能なのでそれぞれ料金をチェックしながら予約しましょう。
予約可能なサイト
一休.comでの予約はこちらから＞＞＞
じゃらんでの予約はこちらから＞＞＞
記事投稿時点で最も安いサイトは「じゃらん」。
一休よりも１万円弱、楽天トラベルよりも1.5万円安くなっています。
時期にもよるのでしっかり比較して予約するようにしましょう。
２）料金
今回の宿泊料は以下の通りです。
土日であれば、10万円ちかくの料金になります。
添い寝のため子供料金は含まれていませんが、３歳以上は朝食料金1,100円が別途必要。
都心部で同水準のサービスであれば、10万円を超えるレベルなので決して高くはないと思います。
８．周辺の遊びスポット
我が家が訪れた周辺の遊びスポットも紹介します。
１）みろくの里
みろくの里は遊園地がメインのテーマパーク。
ベラビスタ尾道から車で15分ほどの距離の場所にあります。
言い方が悪いですが、ぱっと見は若干しょぼめの遊園地という感じです。
みろくの里でよかったのが、遊園地よりも「いつか来た道」という昭和30年代をイメージした施設。
大人たちにとってはノスタルジックな感じになりますし、子供達にとっては逆に新しい感覚。
駄菓子屋や縁日もあるので、大人も子供も一緒に楽しめます。
我が家はベラビスタ尾道チェックイン前に利用しましたが、子供たちも楽しんでくれました。
詳しくは、以下の記事も参考にしてみて下さい。
２）鞆の浦
鞆の浦はベラビスタ尾道から車で20分くらいの場所にある港町。
スタジオジブリの人気作「崖の上のポニョ」のモデルになったと言われる待ちです。
ポニョの舞台ということで子供たちが喜ぶかと思い訪問。
実際行ってみるとポニョ感はほとんどなく、昔懐かしい港町といった感じ。
遊べるスポットというよりかは、今では珍しくなった港町の雰囲気を楽しむ場所です。
ポニョ感は無かったですが、港町の雰囲気を味わうのに訪れてもいいと思います。
９．まとめ
最後によかった点と悪かった点をまとめておきます。
- ホテルから景色が最高
- 高いホスピタリティ
- 施設満足度も高い
- 食事の量が多すぎる
- アクセスが不便
口コミの評価の高さも頷ける素晴らしいホテルでした！
今年訪れたホテルの中でも１、２を争うクオリティ。
機会があれば是非宿泊してみて下さい。
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